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ミッション・トゥ・シーフェアラーズ日本のサイトにようこそ

こちらはミッション・トゥ・シーフェアラーズ日本のウェブサイトです

こちらでは、当ミッションについてご紹介いたしております。

シーフェアラーズって何?

シーフェアラーズって、おそらく初めて聞かれる言葉かもしれません。私たちは、シーフェアラーズを、海上で動く仕事をする船の上で働くすべての人を示す言葉と考えています。

日本の海運界・船員社会ではシーフェアラーズという言葉は殆ど使われません。従って、説明の必要があります。例えば「日本では船の乗組員のことを船乗りとか船員とか呼んでいます。しかし船員を表す英語はseaman ですが、今や女性船員も増え、またポリティカル・コレクトネスの立場からseaman はふさわしくないとして、欧米ではシーフェアラーズ(seafarers)と呼ぶようになりました。」

世界全体で、現在様々な国籍を持つ、約150万人のシーフェアラーズは、その労働の過酷さや大切さが十分認識されることなく、働いています。

シーフェアラーズには男性も女性もおり、多くの場合、おおむね最大9かヶ月程度家族や友人、普段の生活している地域から離れて船上で過ごします。あまりに家族と離れた生活をしていると、時に孤独に陥り、深刻な場合は、精神的な病気を抱えるシーフェアラーズも出てきます。最近はネット接続ができる船も増えてきましたが、その利用可能性は限界があります。

モーリシャスで、貨物船の乗組員が陸上のインターネットの電波を利用できるよう、海岸にあまりに近づきすぎて座礁した船のことを覚えておられるかもしれません。それほど、家族との会話の機会は重要なのです。

しかし、シーフェアラーズがいて働いておられる(いる)からこそ、私たちの生活に欠かせない様々な製品や石油や天然ガス、肥料や、食料品、最近はエネルギー源としての水素やアンモニアなど、生活に必要な90%の物資が利用できるようになっているのですが、社会の多くの人々からは、見えない存在でもあるいわば縁の下の力持ちのような存在なのです。


シーフェアラーズが抱えている現実

家族から離れた長期の海上生活による孤独と精神的な不調に加え、多くのシーフェアラーズは時に賃金未払いの心配もしなければなりません。フィリピン人シーフェアラーズの場合だと、時に一人の給料で15人の親族が暮らしているという場合もあります。

シーフェアラーズの仕事である海上輸送の仕事では、多くの危険な目に合うことがあります。例えば、海賊行為による被害、嵐や座礁などの海難などを経験します。また、時には船主等から理不尽な扱いを受けることもあり、非常に悪質な場合として、船会社が港湾使用料を支払わないなどの理由から、港に停泊した船に留め置かれ、燃料も水も尽きた船から下船も帰国もできない場合もあります。

海上生活をしている間は、陸上とは違い、問題解決のため、相談する機関への連絡も容易ではありません。家族への連絡も困難を抱えるほどですから。新造船では改善の兆しはあるのですが、船外部)の組織への連絡が困難なこともまだまだ多いのが実情です。港に停泊している時は、私たちミッション・トゥ・シーフェアラーズのポートチャプレン(牧師)に連絡することで、ミッション・トゥ・シーフェアラーズの陸上の一時休憩施設や、必要な物資の買い出し等に行くためにミニバスでの送迎などを依頼したり、下船できない場合は、ミッションの施設に常駐している牧師に連絡することで、代わりに牧師自身やサポート役のボランティアが買い物をして、船までもっていくことも少なくありません。


ミッション・トゥ・シーフェアラーズ

ミッション・トゥ・シーフェアラーズは、男性であれ、女性であれすべて船上で働く人々が必要とするときの助けになりたいと願っています。

船上で働く人々が実際上(に)困難を抱えている様々な願いを実現し、その問題の解決を支援すべく、世界中の50ヶ国以上200ヶ所以上のセンターがあります。日本では、比較的大きな港湾である神戸港、横浜港、東京港にそれぞれセンターがあります。

各センターでは、インターネットに自由に接続できますし、必要ならばスマートフォンなどで通話するための一時利用のSIMカード、休憩場所、カップ麺やスナック類、歯磨きなどの必需品の提供、販売、清潔な中古衣料品の提供、ローカル情報の提供、カレンダーや手帳類の提供や、中古書籍類や海事関係の雑誌の無料提供や自由な閲覧、ピンポンやビリヤードなどでのリクリエーション施設の提供に加え、シーフェアラーズが買い出しが必要な場合には、適切なお店やスーパーなどの紹介と、それらの店舗やショッピングセンターへのミニバスでの案内などをしています。

こういった、実際の生活に必要なもろもろについての支援だけでなく、感情面、精神面や、多くの場合、海上での事故による葬儀などの必要にも応えています。その場合には、シーフェアラーズが乗船している船に行き、シーフェアラーズの話をよく聞き、必要な場合には一緒に祈ることも致します。また、法的な面でのトラブルの場合には、シーフェアラーズに代わって、国際的な労働機関やシーフェアラーズの労働問題の紛争解決に当たる組織にも連絡しています。

私たちは、私たちの生活の生活を支える多くの物資を海外から輸送するために働いている人々、そして、船舶輸送にとって最も大事な人財ともいうべき、海の上で働く船員さん、シーフェアラーズの皆さんの悩み事の解決と支援を目指して日々努力しています。


私たちは、シーフェアラーズの皆さんに奉仕するための組織です。